人事人材マネジメント構築サポート
これまで多くの大学では、定期的なジョブローテーションなど「職員個人が大学に合わせる」ことを前提とした人事配置・人材育成制度が運用されてきました。しかし、そうしたシステムでは、職員一人ひとりが持つ適性・潜在能力を活かし、専門性を追求することは困難です。
本事業では、「職員一人ひとりの長所を育成・活用」する総合的・体系的な人事システム・育成プログラムの確立を支援します。
SDプログラムの提供及び講師斡旋
SDの義務化に伴う、職員の高度化・専門化が求められる現在、各大学における人材育成プログラムは、OJTや階層別研修を中心としたあり方からの転換が求められつつあります。しかし、様々な専門領域別にプログラムを考案する、あるいは外部講師を探して依頼することには多くの労力がかかります。
本事業では、各大学のニーズに応じ、多様なSDプログラムの提供や講師斡旋を行います。特に、学生の成長に関与するためのアカデミック・アドバイジングと大学経営人材の養成に関するプログラム提供と講師斡旋を重点的に行います。
大学職員の人材バンク(大学職員の転職サポート及び人材斡旋)
労働人口や大学入学者数の減少という社会的状況の中で、正規雇用の大学職員の絶対数は減少するとともに、長期的雇用制度は当面は維持されるものの、一部の大学では人材の流出・流動化が広がっています。こうした状況では、優秀な職員の採用・確保はますます困難になると考えられます。
本事業では職員人材バンクを構築し、個人向けには人材登録・転職サポートを行う仕組みを構築するとともに、各大学向けには個別のニーズに応じた人材斡旋を行います。
職員のキャリアサポート
今後ますます、大学間での人材の流動化が進展すると想定されますが、そうした人材がどのような専門領域で、どのような能力を持つのかを本人側・採用側ともに齟齬なく理解できる仕組みが必要です。また、各大学で個々の職員の専門性や能力に基づいた人材育成・活用を図るのであれば、年齢や在籍年数をベースとした処遇ではなく、能力や職務に応じた処遇へと制度変更することが求められます。このように考えると、大学職員としてのキャリアを構築する上で、転職希望の有無とは関わりなく、その専門性を確立することが非常に重要になってきます。またその専門性や能力、志向や適性に応じたキャリアパスを本人が描き、実現していくことを総合的にサポートする仕掛け、その能力をエビデンスとともに示しうる仕組みが必要になってきます。
本事業では、そうした仕組みとして大学職員のスタッフ・ポートフォリオの普及を目指すとともに、サポートする仕掛けとしてメンタリング(メンターの紹介)などに取り組みます。